うつ病の正しい知識

リワークプログラムの目的

リワークプログラムの目標

リワークプログラムは、最終的な目標である「復職」に近づくためにいくつかの目的を定めて行なわれます。

実際にリワークプログラムに参加するときには、これらの目的を基に、本人に合った課題や目標などを細かく設定し、確認し合いながら復職までの道筋を歩んで行くことになります。

リワークプログラムのおおまかな目的は以下のようなものです。

生活リズムの調整

出社を想定した時間に起床して、通勤練習を行ない、体力の回復度や疲労度を自覚し、自身で活動性を調整できるよう、トレーニングしていきます。リワークプログラムに定期的に通うということには、生活のリズムを整えるという目的があります。

必要な能力の回復

一定の時間作業に取り組む練習を行ない、集中力や注意力を回復させます。これには症状を治療すると同時に、業務に必要な能力を回復させるという目的があります。

再発の予防

病気の再発や再休職の予防を目的として、病気の症状がどのような仕組みで引き起こされるのかを学び、セルフケアのスキルを身につけます。
自分の考え方の癖を理解したり、同じ状況でも人によって様々な考え方や受け取り方をするのだということを知ったりすることで、思考のパターンを増やすことができます。

交流する力

他の参加者たちと一緒に様々な共同作業に取り組んでみます。
このような試みは、一定時間集中する力や、集団生活での緊張感や疲労感を自覚し、コントロールできるようにすることが目的です。

回復度の把握

出復職準備がどれくらい整っているかを把握することを目的として、出席率や集中力、協調性、意欲などを定期的に評価していきます。

復職準備が早く整えば整うほど評価が高いというわけではなく、これらの評価は回復がどの程度進んでいるか、どのくらい時間をかけることが必要かなどを把握するために行なわれるものですので、無理をしてまで回復を早めようとする必要はありません。

目標に追われる必要はありません

目的だけをみると、とても気の遠くなるように感じられる方もおられるかもしれませんが、リワークプログラムはあくまでも、復職へのスムーズな回復を目指したプログラムですので、本人に負荷がかかりすぎるようなことは行なわれません。

専門家と共に、どういったところをどういう風に克服していくのが良いか、綿密に調整をしながら進めていくことができます。

何より重要視されるのは、本人の目標と、復職したいという気持ちです。

一般的にうつ病を患う方は、ものごとに真面目に取り組みすぎて自分の状態を無視してまで無理をしてしまう傾向にあると言われていますが、リワークプログラムはこのようなことも踏まえた上で実行されますので、本人が無理をしすぎていないかどうかもきちんとチェックしてもらうことができます。


ご紹介した以外にも、治療や回復の過程によって注意する点も異なります。詳しくはかかりつけの医師などにご相談ください。


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