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「 ご利用者の声 」

リワーク現役生から悩んでいるあなたへ

~振り返ると、いつも変わった自分がいます~

リワークプログラムに通っていくつかの季節が移ろいました。今回、スタッフさんから私自身の経過を振り返る機会を頂きトライしてみましたので、ご一読頂けたら嬉しいです。

私は10年ほど前に抑うつ状態で5か月ほど休職したことがあります。今回は同様の不調を感じ、「再び休職したくない!」との強い思いで早急に心療内科を受診し、服薬しながら出勤していたのですが、状況は悪化し休職に至ってしまいました。休職当初は起き上がれない状況で何の意欲もなく、私の心は自責感や劣等感、同僚に対する申し訳なさなどでいっぱいでした。

しばらく休養し回復が感じられる一方で不調の理由に悩み、中途半端な状態ではいられない気持ちになり、知人の紹介でリワークプログラムを探し始めました。問合せ段階で満員の施設もありましたし、見学に行く気力や体力も無かったので、2か所ほど見学したところで、当リワークに決めました。プログラムを数回体験し、自立支援医療の手続きなどを経たあと、本登録になりました。週2日の半日から徐々に日数を増やし、現在は、放課後にメンバー同士で‘復職に向けた自主活動’を取り組むまでになりました。

リワークプログラムでは次のようなプログラムを通じて回復を図ると同時に、当たり前にあるストレスの対処なども「徐々に」ですが、できるようになりました。

○クール制のプログラム
心理教育や認知行動療法、アサーションといったものが3か月単位で行われているので、回復状況に合わせて受講します。
○個人ワーク
様々な資料から、うつ病について、また自分がどういった状態かを学びます。また、資料を読んで要点をまとめたり、感想を記してスタッフさんからフィードバックをもらいます。
○趣味講座・軽運動
陶芸やコラージュ、トールペイントなど多種多様な講座を通じて鈍った五感を刺激し、忘れていた感情を甦らせます。
○その他
グループワークで実践的に体感したり、組織で仕事をする疑似体験をします。

このようなプログラムを通じ、似たような境遇の仲間と過ごすことで共感したり気付いたり励ましあったりして、自分自身の心地よい状態が実感できるようになりました。また、それぞれの状態に応じて、スタッフさんはフレキシブルにプログラムなど考えてくれ、対応してくださるので心配は無用です。
私感ですが、職場環境で病を患うことになったので、やはり人と関わる中で様々な気付きや対処を学んでいくのが良いと思います。同じような価値観や思考が似ている人と一緒にいると安心しますし心地良いものです。リワークプログラムは似たような病を患った者同士の集まるところです。その仲間と少しずつ触れ合って、回復を図っていかれたら良いと思います。そうしているうちに、自分自身の変化に気付く時が来ます。

掲載日:2018年04月03日

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