卒業生の声 自分を知るための期間
卒業生の声
30代後半 男性 病名:躁極性障害Ⅰ型
通所期間:2025年3月~2025年11月
うつと診断されてから十数年間、「この壁を乗り越えれば楽になる」と信じて日々がむしゃらに頑張ってきました。当時は病気についての知識も無く、「やる以外の選択肢は無い」と自分を追い込み続けてしまった結果、診断名は双極性障害Ⅰ型へと変わり休職に至りました。
診断が変わったとき、「治る事は無いという絶望」、「やっと休めるという安堵」、「積み上げた物が崩れていく焦燥」、「どうすればいいか分からない不安」が一気に押し寄せてきました。頭ではすぐに復職できると思っているのに、心や体がまったく追いつかない。動けない自分に罪悪感を抱き、さらに動けなくなる、そんな悪循環を繰り返していました。
そのことを主治医に相談した際、「リワークに参加してみないか」と勧めていただいたことが、参加のきっかけでした。
リワークに通い始めた頃は、まず生活リズムを整え、授業を受け、グループワークを通して病気への理解を深めていく場所なのだろう、という印象を持っていました。しかし通ううちに、座学はもちろん大切ですが、それ以上に、利用者さん同士の交流やスタッフさんとのコミュニケーションがとても重要なのだと気づきました。
実際、百聞は一見にしかずというように、体験談や悩みを直接聞くことでしか得られない気づきが数多くありました。私自身「理由は分からないけれど辛い」と感じていたことを、他の利用者さんも同じように悩んでいたり、どうしたらよいのか分からずにいたことを、別の方が自分なりの答えを持っていたりと、助けられる場面がたくさんありました。
病気について座学で基礎を固め、利用者さん同士のコミュニケーションで理解をさらに深めていく。リワークとは、そんな場所なのだと感じています。
私にとってのリワークは、「やるか」「やらないか」の二つしか選択肢がなかった自分に、さまざまな選択肢がある事を教えてくれた場所でした。自己理解が深まり、「なぜ今つらいのか」を把握できるようになり、良い意味で“明らめ(あきらめ)”ができるようになったことは、病気と共に歩んでいく自信につながりました。
卒業生の声 すてきな靴の作り方
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40代前半 女性 病名:うつ病 ADHD傾向
通所期間:2024年10月~2025年11月
順風満帆な社会人生活でした。がんばるほど評価は上がりました。毎日残業は当たり前。平日でも同僚や先輩と飲みに行き、有休もろくに取りませんでした。とにかく急いで、すぐに、はやく、全部やる。それをモットーにしていました。ちょっとしたトラブルがあれば「もうやだ、消えたーい」と笑ってリカバリーに奔走しました。
しかし、ある時を境に初歩的なミスを連発するようになりました。仏の顔をしていた上司が鬼の形相に変わり、所かまわず私に怒鳴ります。私は自分を責めました。今までできていたことができなくなって、自分が信用できなくなりました。こんなに何もできない自分は生きていていいわけない。笑いながら「消えたーい」と言っていたころの私はもういません。そこには真剣に「消えなければならない」と考え、震えている私がいました。
上司から休職を言い渡され、一年が経ちました。元気にはなりましたが、まだ会社の最寄り駅付近にいくと震えと涙が止まらなかった頃、主治医からリワークに行ってみないか、と提案がありました。
大好きな街、北千住にもリワーク施設があると知り、見学しました。初めての施設で良いも悪いもわからず、ただ北千住だから、家が近いから、という理由だけで入所を決めました。 ここに通えば何とかしてもらえるだろう。そんな甘えもありました。
長い前置きになりましたが、以下がリワークRAKUに通所して私が役立った、と感じた点です。
★心理教育 ぼんやりとしか認識していなかったうつ病への知識を確かなものとして学べました。疲労、ストレス、睡眠、アンガーマネジメントなど、現代人必須の知識だと思います。
★認知行動療法 自動思考、行動活性化、ONとOFFの関係、コラム法…全てが大切な知識でした。授業が実践的で面白く、ただ本を読んだだけではここまで楽しく学ぶことはできなかったと思います。
★ヨガ体操 感覚を味わう、という姿勢を教えてくれました。自分の体なんてどうでもいいと思っていましたが、ヨガで体の声を聞くごとに、生きている。生きていていい。と思えるようになり、救われました。
★座学は学びっぱなしではなく、実践的なロールプレイングへと繋げるプログラム構成が非常にありがたかったです。日常の雑談でも「それをアサーションスキルを使って言ってみて」などのツッコミが入り、笑いながら実践ができました。
★スタッフの皆さんの適切適格な助言にも救われました。今でも心のなかにスタッフの皆さんがいて、私に助言をしてくれています。今後もフォローアップでお世話になります。
★卒業していった先輩たちがずっと見守っていてくれて、得難い大切な友人たちになりました。
個人的な話に戻ります。
スタッフさんの指摘で心理テストを受けた時、自分にADHDの傾向やのんびり屋であることがわかりました。
本来の私は実は、衝動性が強く、マルチタスクは苦手、すばやく動くことも苦手。雑音ばかりの環境は集中力が途切れがち。優先順位をつけるのが苦手… そんなテストの結果に愕然としました。苦手、と結果が出たことは全て会社で日常的に私がこなしていたことでした。なにかの間違いでは?と問いかけるとスタッフの方から「あなたは本来苦手なことを、人一倍努力して働いてきたのです。よくがんばりましたね」と言われました。その後、何回か同じテストを受けましたが、結果は変わらず、いよいよのんびり屋が確定しました。過去の自分が崩れ、自分が分からなくなりました。混乱している私にスタッフさん達が様々なアドバイスや実践の機会をあたえてくださり、ゆっくりと時間をかけて、私は本来の自分を受容し、理解し、再構築していきました。スタッフさんとリワークの仲間たちはずっと私に伴走してくれていました。
私は会社に自分の弱点を伝え、本来の自分はこうである。と伝えました。とても緊張しましたが、もう会社にすがらないと生きていけない、なんて考えはありませんでした。無事に復職が決まり、いよいよこれからが実践本番です。
思えばADHD傾向のある私は「普通の人」にならなければと、自分の足に合わない靴で人生を歩いてきたようなものでした。合わない靴で無理やり走ってきたので、私の足はボロボロに、そして靴も壊れて使い物にならなくなりました。そんな時、新しい靴をつくるための教習所がこのリワークRAKUだったのだと思います。
私は裸足になり、骨が曲がり爪が欠け、傷だらけになった足をスタッフや仲間たちに見せました。汚く滑稽な足ですが、みんな受け入れてくれました。そこでアドバイスをもらい、技術を学び、失敗を重ねながらようやく一足の靴を完成させたのだと思います。自分の足の形に合った靴です。これを履いて私は社会に戻ります。きっと靴擦れができたり、まだ骨が当たる所もあると思います。その度に少しずつ直して、時には靴を脱いで裸足で踊ったりして、今後の人生を歩いていくのだと思います。
あなたがもし今、生きづらさを感じているのなら、どうか足元を見てください。
合わない靴を履いていたら、新調をおすすめします。一人じゃとてもできません。仲間や先生が必要です。そんな場所に出会えることを祈っています。
どうか一歩でも長く、自分の道を歩いて行けますように。
卒業生の声 充実した日々を過ごした7カ月
卒業生の声
40代前半 男性 病名:うつ病
通所期間:2025年3月~2025年10月
約7か月間リワークRAKUにお世話になりました。
リワークRAKU通う前に約1年ほど休んでおり、0からの関係の構築を面倒に思ったり、
休職してからこちらに通い始めるまでの約1年強、ほとんど人付き合いをしていなかったため、どうなるか、未知数な部分がありました。
ただし、蓋を開けてみたら、プログラムを含め、皆さんともいろいろな話をさせていただくことができ、通い始める前は、こんなにも充実した日々となるとは思っていませんでした。
また、成長を感じた部分としては、
・自分の好ましくないことを周りに自己開示することでの自己受容
・人に頼らないことはその人を軽視することにもつながるとの気づき等
一人で過ごす中では、学べないことを皆さんとの日々で、学ぶことができました。
リワークRAKUでの日々で、十分に充電できましたし、今後、困難に陥った際も、色々な気づきを糧に、乗り越えて行けるのではと感じており、自分にとっては大変実りのある7か月となりました。
卒業生の声 小さな一歩の積み重ね
卒業生の声
30代前半 / 女性 うつ病
通所期間:2024年11月~2025年10月
リワーク通所前の私は、自分の内面と向き合うことが苦手で、自己肯定感も低い状態にありました。「仕事で成果を出せない自分」「周囲に迷惑をかけてしまう自分」を責め続け、「私はダメだ」という否定的な自己認識が、思考を支配していました。
そんな私にとって、リワークRAKUへの参加は大きな転機となりました。
リワークの参加を通じて、「今日もリワークに来られた」「プログラムを一つ終えられた」など、どんなに小さな出来事であっても「できている自分」を見つける練習を重ねました。この小さな一歩を、スタッフの方々やメンバーの方々が温かく承認し、受け入れてくれる環境がリワークRAKUにはありました。このような安心感の中で、否定的な自己認識は、徐々に薄れていきました。
そして、最も大きな変化は、「不完全な自分」も受け入れられるようになったことです。目標通りにできなかった自分や、思うようにいかなかった自分も、一つの「状態」として受け止め、自分を責めるのではなく、次へ活かす視点を持てるようになりました。立ち止まっていた私に、再び歩み出す勇気を与えてくれたのは、リワークRAKUで自己受容の感覚を養えたからだと、強く実感しています。
リワークRAKUで学んだことは、セルフケアの方法、ストレス対処法、コミュニケーションスキルなど多岐にわたりますが、これらを知識として留めるのではなく、一つひとつを日常生活の場面に落とし込み、「行動を変えていく」という実践を丁寧に積み重ねました。最初は小さな一歩でしたが、この着実な積み重ねも、私を心身ともに前向きな方向へと導いてくれたのだと思っています。
今、私の中には、前向きな気持ちと、再び社会へ踏み出す自信が育っています。これは、「リワークRAKU」という場があったからこそだと感じています。
復職後は、新たな壁や悩みに直面することも当然あると思います。しかし、リワークで身につけたことを武器に、復職後の日々も焦らず、自分らしく歩んでいきたいと思います。
卒業生の声 うつは自分で治す
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50代後半 / 男性 病名:双極症Ⅱ型
通所期間:2025年3月~2025年9月
私がリワークRAKUを利用するのは2回目です。1回目は数年前うつ病を患い、休職して自宅療養をしていてもなかかなか快方に向かわず、主治医の先生にリワークRAKUへ通所してみたら?とすすめられたのがきっかけです。約6か月間通所し体調もメキメキと回復し、無事、職場復帰することができました。その後、2年間は順調に仕事を続けていたのですが、昨年の8月頃から、抑うつ感、倦怠感、億劫感がひどくなり、再度治療のため休職することとなりました。
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卒業生の声 生き方を考える
卒業生の声
40代前半 / 男性 うつ病
通所期間:2024年11月~2025年8月
休職に至った時、自分の人生は終わったと思った。
これまで必死でやってきた事がガラガラと音を立てて崩れ去り、沢山の方に急に迷惑を掛け、もう会社に自分の居場所は無いな、そう感じた。
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卒業生の声 トライしたことで開けた道
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40代後半 / 女性 うつ病
通所期間:2024年5月~2025年8月
私はうつ病と診断されてから休職し、長い間通院をしながら過ごしていました。ゆっくりと時間をかけながら毎日を過ごし、徐々に気持ちに余裕ができたと同時に「このままの生活リズムではいつまでたっても会社に戻れない」と焦りを感じ始めました。その時、主治医から医療リワークを勧められRAKUへの通所を決心しました。
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卒業生の声 生きるのがラクになった
卒業生の声
30代後半 / 男性 病名:双極症Ⅱ型
通所期間:2024年11月~2025年7月
リワーク RAKUに通所することで、病気の治療、リハビリ以外にも「自分の人生をラクにしてくれる」きっかけを得ることができました。
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卒業生の声 2回目のリワーク、人生何があるか分かりません
卒業生の声
30代前半 / 男性
通所期間:2024年10月~2025年7月
私がリワークRAKUにお世話になるのは今回で2回目でした。1度目は2020年11月から2021年6月まで、うつ状態が顕著で約1年間会社を休職し、後半の半年間リワークに通いました。今回再休職で大きく変わったのは、診断名が「うつ病」から「双極性障害」になったことです。順を追って説明します。
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卒業生の声 RAKUで見つけた新しい自分
卒業生の声
20代後半 / 女性
通所期間:2024年4月~2025年7月
私がリワークに通うことになったきっかけは休職後半年が過ぎた頃、復職訓練を考えるにあたり漠然とした不安・恐怖感を覚え、職場のカウンセラーや主治医に相談したところ復職訓練前のリワーク利用を勧められたからです。
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