私は今回で2回目の休職でした。
最初の休職では服薬、自宅療養を2カ月間経て復職しました。その時は、体力も十分回復し問題ないだろうと思い復帰しましたが、これまでに従事してきた業務は問題なく熟せるけど、新しい業務やイレギュラーな事が起こると頭に入ってこず周囲に迷惑をかけるようになりました。この状態が長く続くとまた眠れない日が多くなり、会社を休むようになりました。1回目の状態よりもっと深刻な状態になり、結果また休職をする事になりました。
2回目の休職では、しっかり自分と向き合って焦らず時間をかけてゆっくり治療しようと思い、服薬・自宅療養を続けました。半年以上経ってもメンタル面が中々安定せず、自分一人で治すのは限界があると感じ、主治医に相談したところ“医療リワーク”を勧められ入所することになりました。
通所当時は元々人見知りが激しい性格もあり、緊張と不安でまともに話すことも出来ませんでした。プログラムの最後にプログラムの感想を皆の前で発表することに強いストレスを感じている時、スタッフの方が声をかけてくれ丁寧に話を聞いてもらえたこと、アドバイスをくれたことはすごく嬉しかったですし、心が軽くなったのを覚えています。
リワークは無理して来る場所ではなく、自分の体調と向き合って辛ければ休んでも良い、それを学ぶところなのだという事を教わり、体調が悪くても罪悪感から休めなかった私ですが、休む事が出来たのは大きな成長でした。
それからは自分の体調と向き合って、無理なく通所することが出来るようになりました。
プログラムを通して回復に向かっていく中、スタッフさんから心理テストをうけることを強く進められました。テストの結果からASD傾向があることが分かり、何となく今まで生き辛さを感じていた事に納得がいきました。自分の特性を知れたことは本当に良かったですし、発達障害者向けの特別プログラムに参加し自分の特性を深く知り、苦手な原因を参加者みんなで考えどうすればよりよく対処できるかを学ぶことが出来ました。こうしたプログラムを考え、プログラムへの参加を勧めて下さったスタッフさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
最終的に復職ではなく退職をすることに決めましたが、年齢・脳の特性的にも一般就労は難しいだろうと不安に思っていた時、スタッフさんから障害者枠で働くというのも選択肢にあることを教えて頂きました。先のことまで考えて的確なアドバイスをくれるスタッフさんには、今まで沢山お世話になりました。
今まで自信がない自分が嫌いで、何をやっても自分はダメだ、うまくいかない、どうせ変わらないと決めつけていました。ですが、リワークRAKUに通い自分の考え方や行動が少しずつ変わってきたことを実感しています。リワークRAKUはそんな機会を与えてくれる素晴らしいところです。リワークへ通うかどうか迷っている方がいるなら、勇気を出してメールや電話をしてみてください。
きっと新しい自分に出会えると思います。
掲載日:2024年11月29日