※受付時間 月曜日~金曜日 9:00 ~ 17:30

Tel:03-6806-1926

支援する皆様へ

※受付時間 月曜日~金曜日 9:00~17:30

「 ご利用者の声 」

万全の復職準備をすることができました。

今回は人生で2度目の休職でした。
病気になり、初めて休職したのは30代前半の時で、その後は15年以上元気に働いていました。多くのストレスを抱え、40代後半になって病気を再発させてしまい、2度目の休職をすることになってしまいました。

ストレス要因は主に、①業務多忙、②パワーハラスメント、③親の介護の3つでした。

勤務先で1回/年実施されるストレスチェックにて、高ストレス者に該当してしまいました。
不眠が続き、抑うつ気分や集中力・思考力低下、不眠、食欲低下などを呈し、朝起き上がることができなくなってしまい、出社困難となりました。

休職後は、服薬と療養により4ヶ月程で不眠や抑うつ症状がほぼ消失。やや波はあるものの体調が概ね回復したため、勤務先に復職条件を確認したところ、2度目の休職者は「リワークプログラム」の終了が必須であることがわかり、リワークに通うことになりました。

通院先主治医への相談、インターネット調べにより、メンタルクリニック三叉路リワークRAKUの医療リワークを知り、6月に入所しました。

週1日の通所から始まり、段階的に週2日⇒3日⇒4日と通所日が増えていき、9月には週5日平日毎日通所するようになりました。

通所当初から体調は概ね回復していたため、初めの3ヶ月は無遅刻・無欠席でした。その後は要介護状態にあった父の病院付き添い、入院・重篤化、永眠があり、欠席することはありましたが、自身の体調不良で欠席をすることはほとんど無く、一通りのプログラムを終了することができました。一通りのプログラムを終え、勤務先の復職フローに沿い復職を目指すため、12月にリワークを終了・卒業しました。

※復職フロー:リワークプログラム終了証明書を提出した後に、一定期間の生活リズム表提出、産業医面談、通勤訓練、試し勤務等を経て、正式に復職。
リワークに通所したことで多くの学び・気づきがあり、万全の復職準備をすることができました。

〈リワークでの学び〉
【資料読み・心理教育】
 うつ病の症状、特徴などの基本的な知識が向上した。
 うつ病のサインとなる症状が把握できた。波のある病気であり、回復期の焦りは禁物であり、十分な休養が必要であること、リハビリ期の波はゆるやかに上昇させていく事が大事であり、寛解から完治を目指すにはリハビリ期の過ごし方が重要になること(焦らない事が大事)を学んだ。

【集団認知行動療法】
 自分の考え方の癖を知り、それをプラスに捉える方法を身につけた。
 認知再構成法(コラム法)により、ぐるぐる思考によるネガティブな思考は、その反証と応的思考をすることで、プラスに捉えることができることを学んだ。

【アサーション】
 上手にSOSを発し、良好な人間関係を構築することができるアサーティブなコミュニケーション能力を身につけた。
 実際にロールプレイを行い、SOSサインの出し方や仕事の断り方が上達した。
相手の気持ちを汲み取りつつ、自身の主張を伝えるポイントを理解することができた。

【グループワーク】【リワーク運営部】
 議論をすること、課題を解決すること、役割分担をすること、協力し合うこと、各々が役割を果たすことで成果が生まれることなどを学んだ。

〈気づき〉
集中し過ぎる、限界に達するまで頑張ってしまうところがあるため、意識的に休息をとる必要があること。
完璧でないと気が済まないところがあるため、完璧である必要はないという意識を持ち、良い意味で手を抜いたり、諦めたりする必要があること。

リワークに通所し、同じ病気を抱えるメンバーの方と接する事ができたこと、復職という同じ目標に向かって、様々なプログラムに取り組み、生活リズムの安定、体調の回復を図れたこと、病気の基本的な知識が向上するなど、再発の予防ができたこと、人間力が向上し、万全の復職準備ができたことは、私にとってとても自信になりました。

病気になったことより自信を失ってしまっている方は、メンタルクリニック三叉路リワークRAKUの医療リワークに通い、自信を取り戻して欲しいと思います。

最後に、スタッフ、メンバーの皆様、どうもありがとうございました。

掲載日:2021年12月15日

ページのトップへ