当リワークのプログラムを受講するにつれて本当の自分が徐々にではあるが戻ってきて、この文章を作成するまでに回復いたしました。
回復までには4か月かかりましたが、とても充実した時間を過ごすことができました。

当リワークに通うようになった経緯は、うつ病と診断されて複数回会社を長期休暇することになり、今回復帰するにはリワークに通うよう産業医から指示がありました。

うつ病との付き合いは約20年になります。30代になってばかりのころ初めてうつ病となりました。
この時は深夜勤務や徹夜等の過労とパワハラでした。うつ病と診断をうけるまで自分がどうなっているのか全くわからず苦しい日々を過ごしていました。
その後今回のうつ病になるまでに2回うつ病になり休職をしました。40代も終わりのころ今回のうつ病を再発致しました。
うつ病の原因は、上長の自分勝手な振り回しに根が上がり発病しました。

そこから1年半程療養し、復職を考えるところまで回復した時に、産業医からリワークの話がありました。

最初は、「リワークとは何？」と言った所から始まり、産業医とリワーク受講先を探している時に、自宅から近くにある当リワークが候補にあがりました。

見学説明会に参加して実施内容や実際に講義をしている教室などを見学することにより、リワークがより具体的にイメージできて自分が今必要であるものであると認識して、即受講することを決めました。

実際にプログラムに参加してみると講義であったり、グループ活動であったり、ヨガの時間であったり、個人プログラムであったりと多種多様なプログラムでうつ病の改善にアプローチしてくれることがわかりました。
参加日数も週1回半日から始まり、その後は個人に状態を考慮した感じで週3日、週5日と徐々に増えていきました。参加日数が増えていくにつれて、多くのプログラムを受講することができるようになりました。
私も生活チェックのプログラムでスタッフや先輩方から多くの意見を頂き、講義で「集団認知行動療法」等を学び、うつ病に対する考え方が変わり、これまで引っかかっていたものが取れたような感じになりました。
この多方面からのアプローチのお陰で日に日に心身的な体調が改善されてきました。またそれに合わせて参加者とのコミュニケーションも取れるようになり、久しぶりにうつの無い自分に会うことができたような気がしています。

こう言ったアプローチでうつ病を改善させてくれる施設は、まだ認知度が低く広まっていないと思いますが、正しく今の時代に必要な施設です。

私も当医院でリワークと出会えたことで今ではうつ病との付き合いは終わりになると確信しています。
スタッフを始めメンバーの皆さまとの交流できたことは私の財産です。ありがとうございました。