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「 ご利用者の声 」

リワークRAKUに通うことで新たなスタートを!

1 はじめに
私はうつ病により、今回を含めて3度休職しました。過去2回の休職時は、薬物療法と独学での精神療法により復職をしましたが、その後再発し、3度目の休職に至りました。
過去2度休職していることもあり、今度は再発したくないという思いを主治医に伝えたところ、「リワークに通ってみてはどうか」と勧められ、体調も落ち着いてきた休職4か月目頃に、このリワークRAKUに通い始めました。
リワークに通所したのは約7か月間です。今回、無事に復職をすることができました。
過去の復職と一番違うと感じているのは、リワークで得た経験、知識、新たな自分への気づきを、今までの自分にプラスした状態で、新たなスタートを切ることができたことです。

2 リワークでの学び
リワークでどのようなプログラムを実施するかは、事前にインターネット等で調べていました。ただ、実際に入って驚いたのは、自己表現や他のメンバーとのコミュニケーションを取る機会が、思っていた以上に多かったことです。

〇 自己表現について
プログラムを受講した後は、各自、自分の感想を発表します。また、講義の中でのワークや、ロールプレイング等でも自分を表現し、皆に発表する時間が設けられています。自分が感じたことを言語化する、これは単純ですが、私は奥が深いと思っています。
最初は、「良かったです」、「面白かったです」、「大変でした」位の感想しか言えなかったのですが、段々と「〇〇という点が自分にとっては難しかったですが、△△という新たな気づきがありました」と、言葉の種類が増えていき、表現の幅が広がりました。

〇 他のメンバーとのコミュニケーションについて
私は人見知りで、自分の気持ちを表現するのが苦手なタイプでした。そのため、リワーク通所当初は、他のメンバーに話しかけることもせず、プログラムを受講して、ほとんど話さずに帰るという日が多かったです。
ただ、コミュニケーションのスキルについて学んだり、グループワークやレクリエーションのプログラムを受講していくうちに、苦手意識が薄れ、他のメンバーに話しかけることができるようになっていきました。その後は、他のメンバーとの他愛もない会話を日々楽しむことができました。余談ですが、昼休みに趣味である将棋を他のメンバーと楽しんだのは、いい思い出になっています。
やはり、人と話すことは、様々な刺激を与えてくれるので、病気の回復や自己成長に役立ったと思います。

3 変わっていく自分
私はリワークに7か月間通いましたが、その間、自分が変わっていくのを実感していきました。

〇 通所1~3か月目
最初は週2日からスタートし、徐々に日数が増え、3か月目には週5日になりました。
この頃はまだ気分の波も大きく、小さなことで落ち込んだりすることも多かったです。その中でも、リワークを休まず通い続けたのは、自信に繋がりました。

〇 通所4~5か月目
この頃には、リワークにも大分慣れ、他のメンバーとのコミュニケーションも積極的に取れるようになっていきました。
また、プログラムでの役割体験もこなせるようになり、毎回課題を見つけ、次のプログラムに役立てようという、主体性も出てきたと思います。
さらに、自己洞察という、「自分自身を振り返り、再発予防策を考える」というプログラムにより、発症の要因、自分という人間、再発予防策について考え、整理し、皆の前で発表することができました。人生でここまで自分自身を見つめる時間はなかったので、とても貴重な体験でした。

〇 通所6~7か月目
プログラムも一通り受講し終わったところで、今度はスタッフさんと共同でリワークの運営を考えていくという役割体験をすることができました。
これは、ほぼ仕事と同じような体験で、復職が近くなった自分にとっては、最後の総仕上げと言った感じでした。ここで様々な役割をこなせたことが、復職への不安感をとても和らげてくれたのを覚えています。

4 さいごに
リワークでの経験は、とても貴重なものでした。それは、仕事だけではなく、私生活を含めた、私の人生全てに対して良い影響を与えてくれました。その点に対しては、確信していますし、実感もしています。
また、スタッフさんや他のメンバーと一緒に過ごした時間も、まだまだ多くの時間を一緒に過ごしたいと思わせてくれるほど楽しく、名残惜しいものでした。
今、リワークに通おうか迷っている方には、「悩まなくて大丈夫!一人じゃなく、みんなでこの病気を乗り越えていきましょう!!」という言葉を送りたいと思います。

掲載日:2022年10月25日

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