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「 ご利用者の声 」

リワークでの軌跡~過去の自分を笑わせてくれた場所~

私は、人生3度目の休職でリワークの門を叩きました。

リワークに通うまでの時間はトラウマ感情から回復と悪化を繰り返す日々でした。

リワークに通えばすべてがバラ色に変わるという勝手な妄想を抱き、通所を開始していたことを今でも覚えています。しかし、すべてが順風満帆ではありませんでした。

通所当初、復職への焦りから2週間もしないうちに身体症状が表れて通所日数を減らしました。標準的な形で進められないことへの焦りや不安もありました。加えて、同時期に入所したメンバーと勝手に比較して苦しんでいました。家族以外の人と触れ合うことも1年半ぶりだったので、自然と嫌われないようにしなければいけないという思いが強く出すぎて疲弊していました。自宅に帰ってからも、うまくやれない自分が嫌で、情けなくて何度も涙を流したこともありました。

しかし、リワークでは、そんな自分を誰も責めるようなことはありませんでした。責めていたのは自分だけです。あの時は気づけませんでしたが、リワークを終えた今なら気づけます。

メンバーと顔を合わせる機会が増えてくると次第にコミュニケーションも増えて、自分にとって居心地のよい時間を感じられるようになっていました。

通所日数もひと月ずつ、半日から1日程度増やしていき半年程度の時間をかけて週5日の通所ができるまでに回復していきました。週5日の通所ができる頃には体調も安定して、プログラムでも吸収することが多い日々を過ごしていました。ちょうどその頃、プログラムでの気づきや学びが急速に減少した時期に差し掛かりました。今考えれば至極当り前のことだと思っていますが、その当時の自分はプログラムでの学びがなくなることに不安や焦りを感じていました。スタッフの方々からも、「そういうものだよ」とアドバイスされましたが、焦りの渦中にあるとあまり耳に届きませんでした。そのときの気付きで、肩に力が入っていると視野が狭くなる、焦りからの回復には2日程度はかかることがそれぞれ分かりました。

さらに思い出に残っていることは、担当スタッフに対して感情を表に出して反抗できたことです。面談中にどうしても納得できないことがあり、涙を流しながらも納得できないと伝えたことを覚えています。あそこまで感情をむき出しにすることは、人生で多くなかったので自分の意外な一面でした。そこでも、担当スタッフは感情的にならずに受け止めてくれたので、あれで良かったと思わせてもらえたことに大変感謝しています。

秋頃には、子供の学校への行き渋りが重なり、リワークでの役割と父親という役割の板挟みで、つらく苦しい時期もありました。役割だから全うしないわけにはいかない、全うするべきという思考から1人で抱えて込んでいました。もう抱えきれないと思ったタイミングで、「周囲に迷惑をかけたくないので担当を外してほしい」とスタッフに相談しました。スタッフからは担当を外すことは簡単だけど、復職後のトレーニングだと思って、まずは周囲に状況を説明して助けてもらってどうかとアドバイスを受けました。一緒に担当していたメンバーに伝える際には、恥ずかしいような情けないような色々な気持ちを持ちました。しかし、相手の反応は想像したものとは違い、快く受け入れていただいた経験があります。これも自分のプライドや勝手な思い込みからネガティブな想像をしていただけでした。メンバーに快く受け入れて頂き対応してもらえたことはとてもよい経験となりました。

私にとっての一番の難敵は自己洞察(自分の過去を振り返ること)でした。

見返したくない過去だったことや完璧を求めすぎていたことで、時間だけが過ぎて焦りが日に日に強くなっていきました。

それを進めるきっかけになったのは、「60点でOK」という言葉を仲の良いメンバーにアドバイスしてもらったときでした。自分一人やっても同じことしか浮かばないため、60点で作って添削してもらって、また自分で考えることを繰り返したほうがいい。それを受けて、担当スタッフに何度も相談を重ね、自己理解を深めていきました。その結果、驚くほど自己理解のスピードが上がり、自分を深く知ることができました。最終的には、80点という手応えで終えることができました。完璧を少し緩めることができて呼吸が楽にできる感覚です。

そして、その過程で担当スタッフからもらった「あなたなら大丈夫」という言葉。不思議と「またやれそうかも、大丈夫かも」と思わせてくれました。この言葉は、いつでもよかったわけではなく、自分自身に向き合ったこの時だったからこそ、自分の背中を押してくれたのかなと思います。

リワークで過ごした時間は、どんなにお金を積んでも買えなかったと思っています。そして、自分を好きになれた1年間でした。そんな時間をスタッフやメンバーの皆さんと過ごせたことに大変感謝しています。

この私の経験がリワークへの参加を考えている方の一助になれたらうれしいです。

掲載日:2026年04月03日

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