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「 うつ病の正しい知識 」

うつ病の再発防止トレーニング

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リワークの知識

うつ病の再発率は60%

現在うつ病の治療は、休養と薬を中心に行なわれていますが、再発率は60%を超えているといわれています。
なぜこのように再発率が高いのかと言いますと、それは、休養と薬のおかげでうつ病の表面的な症状が治まっているだけで、うつ病の根本的な原因が改善されているわけではないためです。
このような状態で職場に復帰すると、落ち着いていた症状がまたぶり返し、再び休職しなければならない状況に陥ってしまうことがあります。
リワークではこういった点を踏まえて、再発防止のためのトレーニングを行なっています。

再発防止に有効なトレーニング

再発を繰り返す人や、長い期間休職している人に対しては、グループでのリワークが有効であるといわれています。

再発防止に有効なプログラムとしては、症状チェックシートなどを用いた自己分析と病気の振り返り、認知行動療法、SST、リラクゼーション、心理教育、復職トレーニングなどが行なわれています。

SSTとは

SSTとは「Social Skills Training(社会技能訓練)」の略で、新人社員の教育研修などでも取り入れられつつあるコミュニケーションスキル向上のためのトレーニングです。認知療法の1つに位置づけられており、うつ病等の精神疾患の再発を防止するためのリハビリテーションとしても利用されています。

うつ病などのメンタルヘルス不調では、症状が改善されてもコミュニケーションスキルが向上していないことが原因で周囲との人間関係がうまく築けず、それがストレスとなって再発してしまうケースが多いといわれています。

こういった問題を克服するために、数名から10名程度のグループでロールプレイを行ない、自分の気持ちや考え、相手に対する要求などをうまく伝えられる社会的スキルを向上させるためのトレーニングを行います。

SSTのやり方

まずグループの中でひとりひとりが自分自身に問題意識を持ち、改善が必要な社会的スキルを明確にし、生活上の自主目標を決めて、ロールプレイの場面を設定します。
後にグループ内でお互いによいところを見つけ、さらに良くするためにはどうするのが良いかについて自由に意見を出し合います。これらの結果を実際の生活の中で実践して行きます。

リワークでは、このような再発防止につながるトレーニングを数種類用意しており、症状や主治医の意見、本人の意思などを基に選択・実行できるようになっています。


ご紹介した以外にも、治療や回復の過程によって注意する点も異なります。詳しくはかかりつけの医師などにご相談ください。

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